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STS(書庫テクニカルサポート)

  

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資源共有運用について

資源共有運用

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    資源共有運用について
概要
「Webアプリケーション」という言葉は、まだコンピュータ用語として定まった意味を持つものではありませんが、ここでは、『Web上のサーバーで実行されるアプリケーション』という意味で使用しています。丁寧にいうと『サーバーサイド・Webアプリケーション』と言うべきかも知れません。
インターネットのページを「ブラウザ」で見る時、私達は画面を見ながらいろんな操作を行いますが、多くのWebページでは、私達の操作は、「手元のコンピュータ(クライアントと呼ぶ)」で処理した結果を「Webサーバー」に送信します。「Webサーバー」は、クライアントからの要求に応じた画面(Webページ)を返すだけなのです。 処理が実行されるのは、あくまでもクライアントのコンピュータです。『サーバーサイドWebアプリケーション』では、クライアントからの要求に対して、「Webサーバーで実際に処理が実行され」て、その結果をWebページとして、クライアントの画面に返します。 処理が実行されるのは、Webサーバーなのです。
Webアプリケーションの多くは、Webサーバーに「データベース」があり、クライアントは、サーバーのデータベースに対して、「データの書き込み」・「データの検索・抽出」・「データのソート」・「データの更新や削除」を行います。データやプログラムが、Webサーバーにあることが重要な意味を持っているのです。
従来型の図書管理システムは、データやプログラムが、自校のコンピュータ(自校のサーバー)にありますので、データやプログラムを占有して使用しますが、Webアプリケーションでは、多くのユーザーが共有します。『資源共有型』よ呼ばれるのはその為です。このことは、大きなメリットを持つことになりますが、当然、デメリットも抱えます。
メリット
  ・データを共有でき、相互に参照できる
  ・データのバックアップが1カ所で可能
  ・プログラムのメンテナンスが1カ所で可能
デメリット
  ・インターネットを介しての運用なので、通信環境に影響を受ける
  ・データを共有するので、個別の要求には応じられない部分が生じる
  ・システムの構築が大がかりで、専門知識が必要であり、費用がかかる
「Win書庫V4.1」は、これらのメリット・デメリットを考慮して、一般的な「インターネット型システム」とは異なる手法で「資源の共有」を実現しています。上記の比較表で、「メリット」を維持しつつ、「デメリット」を解消しています。「データのバックアップ」と「プログラムのメンテナンス」が各校に分散する点は従来のWin書庫と変わりませんが、「一元化するには、システム全体を統括する機関が必要(通常は、教育委員会や公共図書館が担う)となるので、この方式の採用は簡単ではありません。併し、STSが提案する「共有化」は、一般的なWEBサーバーを利用した運用とは異なり、現存する学校ネットワークの中で運用するので、、考え方によっては、「システム採用の敷居が低くなる」メリットとも考えられます。
Win書庫V4.1の共有運用では必ずしもWEBサーバーを必要としない
STSが提案するシステムでは、一般的なWEBサーバーを使用する方法と、「学校ネットワーク」にある共有サーバーを使用する方法があります。
WEBサーバーを使用する場合
WEBサーバーは、基本的にはSTSが準備して動作設定をした上で、管理を含めて提供しますが、学校側で準備して頂くこともできます。この場合、WEBサーバーの管理は、学校側で行っていただくことになります。
学校ネットワークを使用する場合
「学校ネットワーク」は、県や市町村レベルで構築されている「教育委員会(教育事務所)などと学校間のネットワーク」です。多くの場合、このネットワークは「VPN(バーチャル/プライベート/ネットワーク」で接続されているので、セキュリティ上も安全なネットワークです。そして、このネットワークに設置されているサーバーを共有サーバーとして利用します。
所蔵データの共有
V4.1では、Webサーバー上に「共有の書誌データベース」を持ちません。各校にそれぞれの書誌データベースがあるだけです。にもかかわらず、他校の資料が検索可能になるのは、「共有の書誌データベースとしてNDL-OPAC」を使用するからです。 共有サーバーには、「各館の所蔵データ」(所蔵している学校(図書館)の一覧と公開レベル)のみを記録します。 この方法のメリットは、共有サーバーにはほとんど負荷がかからないので、大がかりなWebサーバーを必要としないことです。デメリットは、NDL-OPACで検索できない資料は共有できない点です。(NDL-OPACは、「国会図書館書誌データベース」で、国内で最大の公開書誌サーバーです。)
通信環境に影響を受けない
カウンター業務や自館の資料検索でインターネットを使用しないので、インターネットに接続できない場合でも運用に支障はありません。
WEBサーバーや共有サーバーに必要なディスク容量
必要な容量は、ネットワークに接続する学校数(図書館数)と各校の蔵書数によりますが、概ね10校(各校5万冊)の場合で、50MB程度必要です。これだけの容量をサーバーに確保し、各校からアクセス(読み書き)できるようにするだけで、資源共有運用が可能になります。
Win書庫V4.1で資源共有を行うには、上記のサーバースペーズを確保していただき、STSとWeb運用のサポート契約を結んでいただくだけです。 共有サーバーを使用する場合の設定については、STSと学校ネットワークの担当者の間で打ち合わせを行い、運用可能な状態にします。(打ち合わせの段階で、STSが現地に出張する必要が生じる場合があります。その場合は、交通費のみ、実費請求させて頂きます。) STSが提供するWEBサーバーを使用する場合は、WEBサーバーの設定と管理はSTSで行い、運用可能な状態で提供しますので、ネットワーク担当者との打ち合わせは特には必要ありません。)。
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