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STSは学校運営のお手伝いをします。

STSの沿革

DOS版書庫の開発と公開

STS(その当時はまだSTSは存在していません)が図書管理ソフトを開発したのは1989年で、その頃のOSはMS-DOSでした。MS-DOSは基本的に文字ベースの時代でしたので、画面構成も現在のようにカラフルなものではありません。文字を組み合わせて画面を構成するという今では考えられない単純なものでした。
しかしシステムの基本設計は、実は現在の書庫とほぼ変わりなく、最初からネットワークを利用した多端末運用をサポートしていました。

  • 1989年、三重県立川越高等学校でDOS版初期バージョンの運用を開始
  • 1000冊で1ファイルの構成するファイル管理
  • 未登録でも貸し出すことができる
  • ネットワークによる多端末運用
  • タッチパネルによる操作(ディスプレイに後から装着するタイプ)
  • 1991年までは、「アイレム社」のネットワークハードディスクを利用してネットワークを構成
  • その後Windowsに移行するまでは、10BASE2という規格のバス型ネットワークを利用しました。
  • DOS版書庫の下位バージョン「書庫Jr」を含めて、三重県下で10校程度が使用していました。

書庫配付準備会の活動/Windows版の開発

1995年頃、三重県下で書庫を利用したいという学校が増え、「書庫」を配付する為の組織が必要ということで作られたのが「書庫配付準備会」です。準備会という名前のまま、三重県下での普及活動とサポートを行ってきましたが、2010年頃にSTSへと移行しました。

  • 三重県の図書館関係の部会で「コンピュータ委員会」が組織され、県内統一の図書管理システムについて議論を進めた。
  • 1998年頃、利用校からの要望もありWindows版を開発(Win書庫初期バージョン)
  • Windows版移行とともに、ネットワークはWindows標準の10BASE-Tに変更
  • 2000年頃、三重県下での書庫利用校は、50校を超える。

STSが活動開始

Win書庫の利用が県外に広がる中、三重県の県立学校で「資源共有型の図書管理システム」の導入が決まり、書庫に関する活動ができなくなったことで、「書庫配付準備会」は活動を終了し、STSへと移行した。

  • 2003年、三重県で「くまたろうの森」(資源共有型図書管理システム)導入(実際の稼動には2008年頃までかかった)
  • 2009年、Win書庫V2リリース/TRCマークに対応、複数CD〜データを取得できるように仮想ドライブシステムを実装
  • 2012年、Win書庫V3リリース/初期バージョンはAWS(アマゾン)から書誌データを取得、途中からNDLサーバーから書誌データを取得するように変更

Win書庫V4、V4.1の開発と配付

2012年にNDL-OPACやNDLサーチの日本語文字コードがUNICODEに変更されるなど、Windowsアプリケーションでは従来のShift_JISからUNICODEへの移行が進みました。Win書庫もその動きに対応させるべくV4.0をリリースしました。

  • 2012年、Win書庫V4.0リリース
  • 2015年、STSの有償サポートを開始
  • 2016年、Win書庫V4.1リリース